眼鏡ほど、人の印象を左右するアクセサリーは存在しないように思う。女の子の髪型の変化には鈍感な男子諸君も、さすがにいつもと違う眼鏡をかけていれば、その変化には気付くであろう。逆に考えて見れば、眼鏡を変える事は自らのファッションを大きく変えることでもある。
そんな訳で、本特集では僕らが愛して止まない[Ray-Ban(レイバン)]のオプティカルコレクションを中心に考えた、Mastered的「NEW LIFE」をケーススタディとしてお届け。今季大きな注目を集めるラウンドスタイル、そして[Ray-Ban]を代表するモデルであるクラブマスターとウェイファーラーという3種類のオプティカルを使い、EYESCREAM.JPの考える理想的な"眼鏡との付き合い方"を表現した。
Photo:Shuhei Nomachi、Styling:Takeshi Toyoshima、Text&Edit:Keita Miki
最近、なんだかラウンドスタイルの眼鏡っていうのが巷の流行りらしい。要は丸眼鏡だな。今までは自分に似合う訳が無いなんて思って敬遠していたが、試しに眼鏡屋で[Ray-Ban]のモノをかけてみたら、これが中々どうして、しっくり来たのである。
年の功ってやつの一種だろうか。気付けば”アラサー”なんて呼ばれる歳になっちまったし、これを機に、少しはきちんとした格好をしてみるか。
今まではどんな場所にいくにもスニーカー、Tシャツ、ジーンズ、パーカ、後は着てもコーチジャケットくらいのもんだったが、眼鏡にあわせて、ひとまず上等なジャケットとシャツ、それに革靴とハットを揃えてみた。財布もちょっと大人しいやつをチョイス。
自分の中身が変わった訳じゃないが、不思議なもんでこういうアイテムを見に付けると自然と背筋がしゃんとする。彼女からもやたらと褒められたし、我が”NEW LIFE”の滑り出しは中々に順調だ。
ジャケット姿も板についてきたところで、遂に2年間伸ばし続けた髪を切る。
ポマードにコームも買ったし、これで晴れて、昔思い描いていた大人の仲間入りって感じかな。次の休みは親父と飲みに行ってみよう。
COMESANDGOESのハット 11,880円、STORAGE OF VALUESの財布 48600円(alpha PR TEL:03-5413-3546)、OLDMAN’S TAILORのジャケット 86,400円、ネクタイ 16,200円(THE DEARGROUND TEL:0555-73-8845)、BYRDのライトポマード 2,160円、Baxter of Californiaのコーム 3,175円(entrex inc. TEL:03-5368-2042)、その他スタイリスト私物